2020.0805
こんにちは、代表の文美月です。
月刊AMJ(Agricultural Marketing Jornal)8月号コラムを寄稿しました。
今回は、2025年に行われる大阪・関西万博のテーマ
でもあるSDGsについて触れさせていただきました。
SDGsを身近に感じていただけるきっかけになればと思います。
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月刊AMJ 8月号 「ロスゼロチャレンジ」
2025年の大阪・関西万博から見るSDGs
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7月中旬、2025年の大阪・ 関西万博に関する記者会見があり、
事業テーマと各プロデューサーの発表がありました。
当万博のメインテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。
持続可能な社会の実現を目指した「課題解決型」万博で、
そのベースにSDGs(エスディージーズ)があります。
レインボーカラーの丸いSDGsバッジも最近
見かけるようになりましたね。
今回は、SDGsの成り立ちと意義について触れてみたいと思います。
「SDGsって言葉、最近ちらほら聞くんだけれど…」、
「今一つバッジの意味が分からない」という方の
お役に立てると幸いで す。
SDGsを非常に短く言うと、
世界各国で協力して、経済・社会・環境の
3つのバランスがとれた持続可能な社会を
作ろう!という目標です。
1970年の大阪万博で、
日本が発信する近未来社会にワクワクした方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
世界中の人に日本の高度成長をシンボライズする、
まさに「国威発揚型」万博でした。
前回の万博から今年で50年。
世界は劇的に経済発展しました。
しかしその一方で、
世界各地で環境が破壊され、
貧富の差も大きくなりました。
日本でも毎年自然災害が起こっており、
貧困問題も表面化しています。
この地球や社会のひずみを早急に
是正していかなければ、
サスティナブル(持続可能な)社会では
なくなってしまいます。
果たして私たちの子供やそれに続く世代は、
持続可能な地球で暮らしていけるのでしょうか。
地球規模での課題解決は、
一ヵ国の努力や、
限定された地域のアクションでは達成できないため、
2015年9月の国連サミットでは、
国連加盟193ヵ国 が共通の国際目標を持つ
ことになりました。
持続可能な地球を2030年までに実現するために、
17のゴール・169のター ゲットが
具体的に決められました。
この「持続可能な開発目標」こそが
SDGs(Sustainable Development Goals)です。
それ以前は発展途上国の社会課題解決を
中心に進めていましたが、
SDGsは2015年にその目標を引き継ぐ形で、
発展途上国のみならず先進国自身も取り組むべき
世界共通の目標となりました。
地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」、
ユニバーサル(普遍 的)な社会の実現を目指してい ます。
大阪・関西万博は、
地球規模の課題に取り組むために
世界各地から英知を集める「未来社会の実験場」
だと明言されています。
日本は国家戦略として Society5.0の実現
(超スマート社会への移行)も目標の一つとしており、
万博の開催は新しい技術や商品が生まれる
大きなきっかけとなっていくでしょ う。
では環境を破壊しないように、私たちは昔の生活に
戻ればいいのでしょうか?
いいえ、環境保護を重視しすぎて
経済が回らなくなることにも問題があります。
これからは、経済・社会・環境の3つの
バランスを取る企業が支持されます。
たとえば「衣服の廃棄削減を目指し、
衣服の定額制レンタルサービスをITで提供する企業」と
「森林を大量に伐採して大きな工場を作り、
激安の衣服を大量生産・販売し、
季節が過ぎて余ると容易に廃棄する企業」では、
今後どちらが成長していくか、明白だと思います。
次世代型企業の今後の成長は、
新たな雇用を生み、
経済を活性化していくでしょう。
世界で次々とテクノロジーによる
イノベーションが起こり始めています。
つまり私たちの生活は、
後退でも衰退でもなく「進化」。
そう思うと、2025年の万博が
とても楽しみになってきま せんか?
次回は万博の8つのテーマ事業のうちの一つ、
「いのちをつ むぐ」、
すなわち食について書きたいと思います。
月刊AMJ コラム寄稿
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ロスゼロは、食品加工メーカーで様々な原因によって発生する
食品ロス予備軍を直接消費者や企業につなげ
食品ロス(フードロス)の削減を目指す通販サイトです。
日本に溢れる「もったいない」を
ネット通販を通じ、より気軽に、よりポジティブに削減し、
次の笑顔へつなげる取り組みを行っています。
また、ロスゼロはSDGs12番「つくる責任・つかう責任」を
メインとして取り組んでいます。
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